⑨「ディフェンスに守らせる!?」

 

今回はオフェンスの話です。オフェンスの立場からしてディフェンスに守らせるとはイマイチ意味がわからないかもしれません。しかし大切な要素であると私は感じています。

 

ディフェンスに守らせるとディフェンスの足は止まります。少しでも動いていると動きを利用して次の動きを導き出せますが、止まった状態から次の状態へ動くときには0からの動きになるためディフェンスは動き出しが遅くなります。そのためオフェンスは自分の方が先手を取って動くことができるようになります。

 

特にポストでの攻防において、この考え方はとても有効です。最初のポストアップの際に、わざと負けたシールをすることによって、次のパス展開で確実に勝つことができます。いわゆる「負けるが勝ち」のバスケ版です。